表現力が向上するボーカル教室,カラオケ教室は、渋谷,調布,松戸のボイストレーニング「ソードミュージックボーカル教室」へ。
表現力が向上するボーカル教室,カラオケ教室は、渋谷,調布,松戸
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料理に例えると、
声→食材
表現→調理
料理人の調理の腕前で、料理の美味しさが変わります!
料理が美味しいと感動できるのと同じで、表現が素晴らしいと感動を生みます!
そもそも芸術は表現の世界です!
今回は、そんな超重要な感情表現の奥義を書きます。
表現なくして歌に感動は無し! というくらい大切な内容です。
気持ちを込めて歌えばいい!というわけではありません。
ドラえもんで、ジャイアンがみんなを集めてリサイタルをし、耳に優しくない歌唱を、みんなが辛そうに聴くシーンを観たことある人多いと思います。
でも、ジャイアンも、凄く気持ちを込めて歌っています。
ぼくも昔は、技術より気持ちが大切だ!という考えだったのですが、気持ちを伝えるのにも、「伝える技術」が必要です。
ジャイアンの歌は基礎と伝える技術なしで、気持ちが先行している良い例だと思いますが、
そんなジャイア二ズムな歌い方を、実際にカラオケや、ライブでもやってしまっている人がいます。
気持ちを込めるだけで美味しい料理ができるわけではないのと同じですね。
やはり知識とそれを実践する技術が必要となります。
まず、表現の技術にはどんなものがあるか記してみます。
これらの表現のための技術は、全て歌に感動を作り出すための技です。
ただ、使う場所を間違えると、逆効果になることもあるので注意です。
3~7は別の機会に特集を組み書きたいと思います。
今回は1,2に触れ、特に重要な1を掘り下げて書きます。
今回の講座の目玉です!
曲はサビに向かってだんだん大きく盛り上がっていく表現をすると良いと認識している人は多く、その通りなのですが、それを間違った捉え方をしている人も多いです。
■間違い例
Aメロ(弱)→Bメロ(中)→サビ(強) ×
だんだん大きくなってはいますが実はこれだとAメロ、Bメロ、サビ、それぞれ自体には変化がなく、表現がつたないものになりやすいです。
例えばAメロの、たったワンフレーズの中にも強弱を入れることが重要です。
後者は部分的に大きさが違うことで「あなた」 と 「好き」 という言葉が強調されて伝わってきます。
講座の第一回、上手い人は具体的にここが違う!の回に書きました、ブレない安定した声に、この強弱等の表現が加わると、ドラマチックかつ、とても伝わる感動的な歌になります!
実力ある人はたったワンフレーズ歌うだけで人を感動させられますが、上記のことができているのが大きな理由になると思います。
■スピードの変化について
リズム感をなくさない程度に、わざと遅らせることで、その部分をしっかり聴かせます。
ゆっくりためておき、その後への期待感も持たせることもできます。
一番強調する場合は、ゆっくり+大きく
一番弱く表現する場合は 早めに+小さく
やりすぎるとリズムがズレてしまった感が出たり不自然になるので、自然にずらすこともポイントになるかと思います。
曲の最後に良く出てくる、リトルダントという手法のように、最後をだんだんゆっくりにして終わらせると、綺麗に終わった感を出すこともできます。
<最後に>
感情に振り回された歌い方をするのでは、感動は生み出せません。
例え感情むき出しの歌であっても、逆に淡白な曲であっても、ここではこういう気持ちで、この表現の技術を使い、こう表現しようと決めましょう。
その感情の表現を安定した歌声に練習で乗せられるようにして、自在に操れると、感動を呼び起こす歌になると思います☆